環境は
前回と同様です。CrystalDiskMarkのバージョンは1.0.3を使用しました。このツール自体、今回が初めての使用になります。
<環境>
CPU: Core2 Duo 6750、チップセット:G33 + ICH9R、メモリ:2GB、OS:Windows XP SP2、外付けHDD:HDH-U250SR
右側がマッハUSBを有効にした場合です。
Sequential Read : 31.282 MB/s → 36.138 MB/s(+15.5%)
Sequential Write : 27.540 MB/s → 32.378 MB/s(+17.6%)
Random Read 512KB :
24.499 MB/s → 17.226 MB/s(-29.7%)Random Write 512KB : 19.903 MB/s → 23.731 MB/s(+19.2%)
Random Read 4KB :
1.101 MB/s → 0.954 MB/s(-13.4%)Random Write 4KB :
2.013 MB/s → 1.740 MB/s(-13.6%)「All」でそれぞれ4、5回ずつ計測しましたが、ほぼ同じ傾向と考えて良さそうな測定結果が得られました。(余談になりますが、Random Read/Writeだけを単独で計測すると、「All」の時よりも低い値になったのはよく分かりません・・・。)
結果を見ると、PC Watchでの結果と比べてもマッハUSB導入によりマイナスとなる項目が多くなっていますが、記事中に「4KB(ランダム)のデータリードは若干高速化されているが、複数回計測したところ、データライトでは速度が落ちることもあった。4KB程度の小型のデータでの効果は誤差の範囲に止まるようだ」との記載があり、私も4KBの結果ではバラツキを確認していますので全体として違和感のない結果と思われます。大きく違う点としては、Sequential WriteとRandom Write 512KBの結果が、私の環境の方が好結果となっています。
この中で特に気になるのはRandom Read 512KBで、PC Watchと同程度(約30%ほど)の大きな速度低下を起こしています。私の場合ですと、外付けハードディスクの利用目的はバックアップですので、Writeの値が良くなれば普段はメリットが大きいですが、逆に復元時にはデメリットになるケースが考えられます。導入すれば速度的には少なくとも0%以上の効果があると考えていたので、これは残念な結果です。
仮に512KBのファイルを2000個(1000MB)読み込んだ場合で計算すると、マッハUSBなしの場合がおよそ40.8秒、ありの場合が57.9秒っていうことになるのかな?(合ってます?)
実際にはファイルサイズはバラバラなので、個々の環境によって大きく左右されるってことになるんですかね?う〜ん、これは微妙・・・。(^^;
というわけで気になってきたので自分の個人的なデータで実際に試してみました。
エクスプローラで以下のようなリアルなデータを外付けハードディスクから内蔵ハードディスクにコピーしてみました。
<コピーしたデータ>
合計サイズ29.9GB(ファイル数15,767)
※内訳は以下の通り
・写真データ(17.5GB、ファイル数10,835、主に約7MBのRAWファイルと約2MBのJPEGファイル)
・ビデオデータ(9.1GB、ファイル数209、MPEG2ファイル)
・残りの雑多なファイル(3.3GB、ファイル数4,723)
<結果>
USBマッハなし:22分41秒
USBマッハあり:21分49秒
私がバックアップ対象にしている全データですと、若干ですがUSBマッハありの方が速くなりました。これは、写真データやビデオデータなど512KBよりは大きい、または遙かに大きいデータの割合が多いからだと考えられます。
次に、写真データとビデオデータを除いた雑多なファイルだけをコピーしたらどうなるだろうかと思い試してみました。
<結果>
USBマッハなし:6分07秒
USBマッハあり:7分54秒
実に約22.6%の速度低下を起こしてしまいました。これは・・・。(^^;
たしかにアイ・オー・データのページには、「環境によって効果は異なります。 」、「全てのパソコンと対応USBハードディスクとの組み合わせにおいて高速化を保証するものではありません。」とは書いてありますが、それでもまさか
逆に遅くなる場合があるとは考えもしませんでした。
バックアップ目的で書き込み速度向上が効果的だと感じられる人や、
「ある程度大きなサイズ」のファイルが全体の多くの割合を占める場合には、マッハUSBを導入するメリットがありそうですが、その
「ある程度大きなサイズ」というのがいろいろと試さなければ分からない上に、効果がマイナスの場合があるっていうのはかなり微妙(というか駄目?)だなーと思いました。
メーカーとしては、ライバル製品に対する優位性(対応製品の多さ、高速化の最大値)のみをアピールしたかったんでしょうが、個人的にはこれはいただけないですね。無料ですし、最悪でも効果が0だったら良いんですけど、マイナスはねー。とても他人にはお勧めできないです。
まあ、私はこれ以上は深く考えずに使うつもりですけどね。メリットもありますし。(私の環境では確実にデメリットもあることが分かってしまったわけですが・・・。)
実際には試してませんが、写真データとビデオデータのみをコピーした場合、計算上では約19%の速度向上となるようです。